POTSの診断基準
・ヘッドアップチルト試験や起立試験で臥位から立位とした時に10分以内に、1分間の心拍数が30以上上昇する。
 -20歳未満は10分以内に、1分間の心拍数が40以上上昇する。
・諸症状が立位で悪化し、臥位で軽減する
・症状が6ヶ月以上続いている
・原因となる他の疾患や服薬などがない

POTSの起立性頻脈は夕方と比べて午前中のほうが症状が強い傾向がある。診断の精度を高めるには起立試験は午前中に行う方がよい。

参考
Postural Tachycardia Syndrome: Beyond Orthostatic Intolerance external-link-symbol
Garland, E.M., Celedonio, J.E. & Raj, S.R. Curr Neurol Neurosci Rep (2015) 15: 60. doi:10.1007/s11910-015-0583-8
Springer社から翻訳許可を得て掲載しています

ポイント

POTSが疑われる患者さんはご自宅の血圧計を使って症状が現れる時間帯に臥位と立位の血圧・脈拍を測定し、診察時にそのデータを持参するとスムーズに診療できる可能性があります。
(症状が重い場合は立位ではなく座位でもかまいません。どうか失神などの危険のない範囲で行って下さい。)
患者さんが医療機関に行ける時は症状が軽い時間帯である場合もあるので、できるだけ真の状態を主治医と共有してください。


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