「起立不耐症・起立性調節障害の実態調査分析」(原著論文)が医学誌「月刊心臓」2021年7月号に掲載されました。
本研究は2017年実施の起立不耐症・起立性調節障害(以下OI/OD)インターネット調査について、東京女子医科大学東医療センター内科、POTS and Dysautonomia Japanが調査結果を分析し纏めた論文です。
調査にご協力頂きました皆様には心より御礼申し上げます。
本研究が、OI/ODの診療および就学・就労支援を含む社会支援の向上の検討に寄与するよう、今後とも啓発活動を続けて参ります。

・月刊心臓(2021年7月号)
https://www.jhf.or.jp/pro/shinzo/backnumber/data/2021/07.html external-link-symbol

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本研究では、OI/ODと診断されている患者369 名の分析、ならびに重症難治群の傾向を評価・検討しました。
罹患期間3年以上歩行能1000m未満の重症難治群は全体の22.2%で、女性が顕著に多いという結果でした。
また、重症難治は特定のサブタイプにはよらず出現していました。起立不耐症状の重さに加え、顕著に多彩な症状を呈し、重症難治以外の群に比べて集中力低下、動悸、息切れ、光・音過敏、体温調節障害などの症状が現れやすいという結果でした。
さらに重症度・難治度によらず、効果のあった治療法はないとの回答が45.3%でした。
診断における重症度・難治度の見極め、病態解明、治療法開発、社会支援が期待されます。